VR装置も導入!従業員の労働安全への意識を高め、労働災害ゼロを推進

労働災害を疑似体験できる教育施設「安全研修センター」を設置

将来的には地域の企業も利用できる施設として整備

 

 

霧島酒造株式会社は、従業員と地域全体の労働安全意識の向上を目的とした「安全研修センター」を本社敷地内に設置し、2024年3月より稼働開始いたします。

本施設には、生産・工事現場で起こり得る労働災害を疑似体験しながら危険要素をチェックすることができるVR装置をはじめ、計6機の安全体感装置を設置。VR装置は、ヘッドマウントディスプレイ(HMD)のVR映像と連動した身体への刺激(傾き・揺れ・衝撃)を再現するモーションプレートが備わっており、現実のような臨場感で実際に起こった事故を体感することができます。その他にもローラーや回転軸への巻き込まれを疑似手やタオルを使用して体感する「回転体巻き込まれ安全体感装置」や、チェーンと歯車の間に割り箸を入れて、巻き込まれの衝撃を体感する「チェーン巻き込まれ安全体感装置」などを導入しました。

【安全研修センター外観】 【安全研修センター内観】

導入装置

【チェーン巻き込まれ安全体感装置】 【手動ベルトコンベア巻き込まれ安全体感装置】 【回転体巻き込まれ安全体感装置】
【3軸VRシミュレータ装置】 【卓上ポール盤巻き込まれ安全体感装置】 【指さし呼称学習安全体感装置Mini】

経緯

 2022年度の全国の労働災害の死傷者数は、過去20年間で最多(1)となっており、各事業所での労働災害防止対策の必要性が高まっています。霧島酒造では、2020年4月に労働安全意識の向上を部署横断的に推進する専門部署を立ち上げ、職場全体の安全衛生管理を行ってきましたが、労働災害を無くすまでには至っておりません。そこで、職場で起こりうる危険を実際に体感し、従業員一人一人が安全への意識を高めることで、「労働災害ゼロ」にすることを目指した施設「安全研修センター」を設置することにいたしました。

今後の取り組み

 2024年3月より、全従業員向けに体感装置を使用した安全講習会を実施し、日々の業務で発生する危険を体感することで一人一人の労働安全への意識向上を目指します。また、2023年10月には厚生労働省が主催する「SAFEコンソーシアム(2)」に加盟し、自社の労働災害防止対策のみにとどまらず、他企業や他団体との情報共有も行いながら労働安全啓蒙活動に取り組んでおります。その一環として、地域全体の労働安全意識の向上に貢献するために、将来的には他企業にもご利用いただける施設として整備してまいります。

施設概要

 

住所

宮崎県都城市下川東4丁目28号1番

導入機器

回転体巻き込まれ安全体感装置、チェーン巻き込まれ安全体感装置
指差し呼称学習安全体感装置Mini、卓上ボール盤巻き込まれ安全体感装置
手動ベルトコンベア巻き込まれ安全体感装置、3軸VRシミュレータ装置

稼働

2024年3月

霧島酒造は、従業員が安心して働ける環境づくりと教育体制を整えるとともに、地域の労働安全への意識向上を後押ししてまいります。

※1:出典「厚生労働省 令和4年労働災害発生状況」https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_33256.html
※2:「SAFE(Safer Action For Employees)コンソーシアム」とは、厚生労働省が2022年6月に設置した、全てのステークホルダーが一丸となり、安全で健康に働くことのできる職場環境の実現を目指す活動体。SAFEの趣旨に賛同した企業、団体でコンソーシアムを構成し、労働災害問題の協議や加盟者間の取り組みの共有を行っています。


お問合せ

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TEL:0986-22-2324 
FAX:0986-27-1633

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